薬と健康の豆知識

41 肥満にタイプがあると聞いたのですが、どのような分類ですか?

脂肪がどこについているかで2つのタイプに分類されます。

腹部の周りに脂肪が付いている上体肥満(リンゴ型肥満)と

お尻や太ももに脂肪が付いた下体肥満(洋ナシ型肥満)です。

上体肥満は男性に多く、過食・過飲酒・運動不足が関係しています。

このタイプでは、心臓病、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風などの生活習慣病を併発しやすいようです。

女性に多いのが下体肥満です。女性の下半身についている脂肪は、女性ホルモン(エストロゲン)の働きによって蓄積されるもので、元来は妊娠や出産時に必要なエネルギーになる重要な脂肪です。15~20歳くらいになると、下半身に脂肪が付いてふっくらとした体つきになってくるのは、妊娠や出産の準備が始まっている証拠なのです。下半身の脂肪は、多くなりすぎると下体肥満ということになりますが、少なすぎるのはもっと問題です。

下体肥満は、上体肥満と異なり、成人病に直結するものではありません。

上体肥満か下体肥満かの判定は、ウエスト(胸囲)とヒップ(腰囲)の比率から割り出すことができます。

ウエスト(cm)をヒップ(cm)で割った値が、男性で1.0以上、女性で0.8以上の場合が上体肥満といえるのです。

また、上体肥満という判定が出た場合、腹部をCTスキャナーで調べてみると、更に二つのタイプに分けることができます。

  1. 皮下脂肪が厚くて、そのためお腹が大きい「皮下脂肪型肥満」
  2. お腹の中の内臓の周りに脂肪が付いた「内臓脂肪型肥満」

このうち、後者の「内臓脂肪型肥満」は、生活習慣病になる危険が最も高いタイプの肥満といえます。

どうぞ、食事のコントロールをしたり、軽い運動を生活の中に取り入れたりして、標準体重を維持し、生活習慣病の予防に努めましょう!

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