薬と健康の豆知識

40 肥満の基準って何で決められているのですか?

最近の40年近く、若い女性を除いて、すべての年代の男女は太り続けているといわれています。

「肥満」は、体重の重い軽いではなく、からだに占める脂肪組織の割合(体脂肪率)が正常より高いかどうかによって判定されます。

体脂肪率が、男性で25%、女性で30%以上の場合を「肥満」と呼んでいます。

体重だけを見た場合、痩せていて「肥満」とは見えなくても、体脂肪率が高いと「肥満」というのです。筋肉が少なく脂肪組織が増えている"隠れ肥満"は、運動不足の若い女性や、学生時代にスポーツマンだったが今はスポーツをしていない中高年の人に多く見られます。スポーツを止めてしまうと、体重を同じ程度に保っていてもからだの中身が変わってしまうのです。

体脂肪率の計測方法には、

  1. 体重と同時に体脂肪が計測できるタイプ
  2. 両手で装置のバーを握るタイプ
  3. 脇腹の皮下脂肪の厚みを測り統計的な推計から体脂肪率をはじき出すタイプ

などがあります。

これら三つの測定方法は、

  1. CT法(コンピュータ断層撮影法)
  2. DEXA法(二重X線法)
  3. MRI法(磁気共鳴画像診断法)

などといった本格的測定法に比べれば正確性は劣りますが、体脂肪率の目安を知るには十分に役立つのです。

身長と体重から体格指数を求め、それによって「肥満」の判定を行う方法もあります。

体脂肪量と最もよく相関する指数として国際的に広く使われているのがBMI(Body Mass Index=ボディ・マス・インデックス)です。

体重(kg)を身長(m)の二乗で割り算して求めます。

日本人の標準が22~24未満で、

  • 18.5未満だと「やせ」
  • 18.5~25未満が「標準」
  • 25~30未満が「肥満」
  • 30以上が「高度肥満」

という判定になります。

BMIが「25」を超えたら危険信号、BMIが高くなると、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなるのです。

ぜひ、ご自身でも身長と体重をもとに算出してみて、標準体重の維持に努めてください。

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