薬と健康の豆知識

21 自分で薬を選択する時にはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか

医薬品の販売の規制緩和の方向を受けて、99年度からドリンク剤、ビタミン剤、カルシウム剤、健胃剤などの15の薬効群の薬は、薬局以外のコンビニエンスストアやスーパーなど一般小売店で販売できるようになります。

従来、「医薬品」であったものを「医薬部外品」に移行するかたちでの販売開始ですが、今後、自分で薬を選択する機会が増えてくることが予想されます。 薬剤師に相談して薬を選択するのが好ましいでしょうが、自分で薬を選択する場合、次のことに留意してください。

  1. 長年飲み慣れた薬の方が安心して服用できます。
  2. 市販の薬は、服用する前に同封の説明書をよく読むことが大切です。
  3. 風邪のひきはじめには、「風邪薬」を服用するより「うがい薬」や「トローチ」が効果がある場合もありますが、こじらせないようにしましょう。
  4. 薬を上手に飲めないお年寄りや、すぐに吐いてしまう時は、坐薬を使ってみてはどうでしょう。
  5. 「自分にはこの薬」と決めていても、薬剤師に症状を詳しく告げて相談するほうがよいでしょう。
  6. 「効く」はずの市販薬がいつまでも(2~3日間)効かないときは、医者に診てもらうのが良いでしょう。
  7. 重曹入りの胃腸薬は、高血圧の人は避けたほうがよい場合もあります。

では、具体的に「健胃薬」を例にとって考えてみましょう。

「健胃薬」は一般的に消化剤、制酸剤、総合胃腸薬の3種類に分類されます。

  1. 消化剤:消化をたすける薬
    おいしいごちそうをつい食べ過ぎた時とか、食べたあといつまでも食べ物が胃の中に残っている感じがしたり、胃が重たくて食欲がない時に使います。
  2. 制酸剤:胃の酸を中和し、胃酸の出すぎをおさえる薬で胃酸過多に効き目があると表現されています。食欲はいつもどおりで空腹時にムカムカや胸やけや痛みが起きた場合に使います。
    胃の酸は、ときには自分自身の胃の粘膜を消化してしまい、穴があいたり出血したりする「胃潰瘍」の症状があらわれることもあります。
  3. 総合胃腸薬:消化不良にも胃酸過多や胃痛にも使える薬
    消化不良や胃酸過多のどちらのケースにも効くように工夫された薬です。
    どちらの原因による症状か判断しかねる場合にも使用できます。
    なお、消化不良の場合は「食後」に、胃酸過多の場合は「食前」に服用するのが効果的です。

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