薬と健康の豆知識

07 漢方薬、民間薬、西洋薬はどう違うのですか

1)漢方薬

体質と現れている症状(「証」)で薬を決めます。病名が同じでも同じ処方を用いるとは限りません。また、病気の原因がわからないものでも漢方でははっきりした治療法があります。「証」は虚実に分けて考えます。体力が衰えて生理機能が低下した状態を「虚証」、その反対に体力が充実しすぎて生理機能が亢進した状態を「実証」といいます。漢方医学ではバランスを重視するので、「過ぎたるは及ばざるがごとし」で体力の充実しすぎも病的な状態と見なします。

植物は勿論、動物、昆虫、鉱物のありとあらゆるものにそれぞれどんな効果があるか調べあげ、薬として用います。そして、漢方薬ではそれらの薬を単独で用いることはほとんどありません。その証に合わせて数種類の生薬を組み合わせた処方がたくさんできています。

しかし、現在健康保険で使用できる漢方薬には生薬と漢方製剤があり、漢方製剤のうちエキス剤は、その処方の成分を薬品で抽出などして顆粒または細粒にしたものです。

 

2)民間薬

医師の判断によらず、素人判断で用いる民間伝承の薬です。身近で採れる草や木などを下痢、腹痛、発熱のときに煎じて飲んだり、切り傷に付けたりするなど、軽い症状のときに使われます。身近で採れる草や木を使うので、土地により違うものが使われます。また、1種類で使うことが多く、2種、3種と組み合わせて使うことは少ないようです。

 

3)西洋薬

病気の原因を探るためのさまざまな検査の結果、病名を決め薬を選びます。同じ病名の人には同じ薬が用いられます。また、病名がわからない場合やわかっても治療薬が無いこともあります。

単独或いは何種類かを組み合わせて処方されます。錠剤、カプセル剤、シロップ剤、坐剤など多くの種類があります。


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