バリアフリー製剤への取り組み

バリアフリーへの視点。
それはある研究者の反省から始まりました

エーザイが掲げるhhc 理念を具現化するプロジェクト活動の一環として実施された高齢者施設等での介護実習に参加し たある研究者は、食事介助時に錠剤が粉砕されて、服用されていることにショックを受けました。安定性や溶出、吸収を 考えて製剤設計したことがそこでは役に立っていなかったからです。

そこで、その研究者は、粉砕しなくてもよい、服用しやすい「湿製錠」を研究・開発して製品化し、その販売会社として 私たちはスタートしました。

湿潤粉体打錠機(EMT150)
湿潤粉体打錠機(EMT150)
本装置はその独創性が認められ、 特許登録されています
(特許第3187657、特許第3179658)。
また、製剤機械技術研究会より優れた製剤技術に与えられる第1回仲井賞が授与されました。
打錠前・打錠後のイメージ図
打錠前・打錠後のイメージ図

「湿製錠(素錠)」は、湿潤した粉体を打錠し、乾燥して製造します。しかし、湿潤した粉体は流動性がきわめて悪く、付着力が非常に強い特性をもっているため、通常の打錠機を用いることができませんでした。打錠枡に粉体が付着してしまい、重量の均一な錠剤ができないのです。このような問題を解決するために、まったく新しい打錠機を開発することで、私たちのバリアフリーへの取組みが始まりました。
※湿製錠(molded tablets)は、薬品を含む湿潤した練合物を一定の型にはめ込んで成型した後、乾燥して製するもので、口腔内で速やかに崩壊する錠剤などの限られた用途に利用されている。
(第十六改正 日本薬局方解説書製剤総則の項より抜粋)

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